アラフィフ主婦のカジLIFE

アラフィフ主婦の私が日々の料理のコツについて語ります\(^o^)/

たけのこのえぐみは食べても大丈夫?気をつけたいポイント

たけのこのえぐみは食べても大丈夫?

 

たけのこもらってアク抜きしたら
えぐみが残っておいしくなかった、
食べても大丈夫なの?って思ったことありませんか?

筍は春になると、楽しみな食材のひとつですが、
えぐみが強いことで敬遠している方も多いと思います。

確かにアク抜きとか面倒かも…。
その前に、ちょっとえぐみがあっても、
食べることができるのか?についてです。

たけのこにえぐみがあっても食べられる?

結論から言うと、食べても大丈夫ですが、
胃が弱い人はやめておいたほうがいいです。

そもそも筍は繊維質が多くて胃に負担がかかる食べ物です。
食べすぎると胃痛の原因になるので、
絶対に無理しないようにしてください。

特に「生食」は危険です。
(理由は後で詳しく説明します。)

というのも、以前、大きなタケノコを頂いた時、
私しか食べる人がいなくて仕方なくパクパク食べたら、
翌日、めちゃくちゃ胃が痛くなった経験をしまして…。

それ以来、しばらくタケノコを食べるのが 怖くなってしまったくらいです。

たけのこのえぐみ成分とは

たけのこのえぐみ(アク)の原因は、
シュウ酸、ホモゲンチジン酸という成分です。

この成分がなんとも言えないチリチリ感や、
苦味となってしまうんですよね~。

少し詳しく調べてみました。

シュウ酸

シュウ酸は正しくは「シュウ酸ナトリウム(可溶性蓚酸)」といい、
食べ物ではほとんど野菜に含まれます。

ほうれん草、タケノコ、生姜、里芋、ツルナ、
煎茶、イタドリ、こんにゃく芋などに比較的多く含まれます。

重さに対して含まれるシュウ酸の比率は、
ほうれん草がダントツに多いことがわかています。

 

その他、よく料理に使う野菜として、
ブロッコリー、レタス、キャベツなどにも含まれますが、
普通に食べる量であれば、問題ありません。

それでは野菜などからシュウ酸を摂取すると、
どのようなことが起こるのでしょうか?

 

それは「尿管結石症」です。

ただ、これは「生食」を続けてしまうことが原因ですので、
ちゃんとお湯でゆがけば、成分が抜けるため安心してください。

注意が必要なのは、あくまで「生食」です。


そういう意味では、
「サラダ用ほうれん草」はちょっと注意が必要ですね。

最近は、シュウ酸が少ない品種があって、
すごく便利で私もよく使ってたんですが、
それでも心配な方は生食は避けたほうがよさそうです。

ホモゲンチジン酸

ホモゲンチジン酸は、
タケノコで言えば節の間にある白いツブツブの
チロシン」という成分が酸化したものです。

酸化といえば、りんごを切ってしばらくしたら茶色になるなど、
少し時間が経ったものに多く起きる現象ですよね。

この酸化したチロシンがえぐみになります。
それでは、この2つのえぐみ原因物質を取る方法をまとめます。

たけのこのえぐみを取る方法~アク抜き

上手にアク抜きされていたらとっても美味しい野菜なので、
タケノコをもらったら試してみてください。

ポイントとしては、なるべく早く!です。
先程説明したように酸化するほどアクが強くなるからです。

アク抜きに必要なもの

準備するものは以下のとおりです。

  • たけのこが入る鍋
  • たけのこ 1本~2本
  • 米ぬか 1~2カップ
  • 鷹の爪 1本

アク抜きの手順

タケノコが入るほどの鍋を準備します。

 

①皮をむく

よく洗ったタケノコの皮をむきます。

全部むくのではなく外側の2~3枚をむきます。
皮があったほうがじっくりとアク抜き(ゆでる)できるからです。

 

②たけのこに切り込みを入れる

先のほうを斜めに切り落とし、
先の方からタテに表と裏に切り込みを入れます。

タケノコの先は皮に覆われているので、
先を切り落とすと見えやすくなりますし、
茹でる時に火が通りやすくなるからです。

 

③茹でる

鍋にタケノコ、米ぬか、鷹の爪を入れて茹でます。
お水はタケノコが隠れるくらいたっぷりと入れます。

火加減は一度沸騰させたら「弱火」でじっくりと。
お湯が少なくなったら、その都度足してくださいね。

一番固いのは根本部分に火が通ったら火を止めて、
そのままにして8時間くらい置いておきます。

  

以上がタケノコのアク抜きの方法です。
アク抜きをすることで「えぐみ」が取れますので、
面倒ですが必ず行ってください。

特に、スーパーなどで売られているものは、
掘ってから時間が経っていますのでアク抜きは必須です。

 

まとめ

最初に書いたように、
少々「えぐみ」があっても食べることはできますが、
私のように胸焼けがしたり胃が悪くなることもあります。

アク抜きをしておけば、
かなりえぐみは減りますので必ずしておきましょう!

アク抜きしたタケノコはなるべく早く食べきり、
余ったタケノコは保存容器に水を入れて
冷蔵庫で保存すれば2~3日は大丈夫です。

※お水は毎日入れ替えてくださいね。

 

タケノコは旬の時期に食べると本当においしいですよね。
色んな料理に使えます。

煮物、たけのこご飯、春巻きに入れるなど、
思い浮かべただけでもお腹が空いてきます。

私は焼いて食べるのが好きです。(簡単だから)(笑)
焼いたタケノコにちょっと醤油をかけて、
鰹節をパラパラっとすればおいしいおつまみになります。

 

上手にアク抜きしておいしい料理を作ってくださいね!