鮮度保持袋は繰り返し使えるの?MAX何回くらいか調べてみた
本来、鮮度保持袋は「使い捨て」商品なんです。
では、繰り返し使えないのか?というとそうではありません。
一応、再利用する場合は2~3回までが目安と
鮮度保持袋で有名な企業のホームページにかかれていました。
でも、ポリ袋が破れているわけでもないのに、
捨てるのはもったいない・・・と思いますよね?
では、ぶっちゃけ何回くらい使えるのか調べてみました。
鮮度保持袋は繰り返し何回使えるの?
企業の公式ページでは「2~3回」と書かれていますが、
1パック6~8枚入りくらいで200円で安いとは言え、
もっと使いたくなるのが主婦のサガ。
ちなみに、私は2~3日に一度入れ替えつつも、
1つの袋を約3ヶ月使っています。
ただ、やっぱり鮮度の持ちは最初より悪くなってます。
初回に使ったときは、
ほうれん草なんて1週間後でもピーンとしてて驚いたものです。
普通に保存してたときより、
鮮度保持袋に入れ替えただけでシャキっとなりましたから。
「こりゃ魔法の袋だわ!」と思いましたもん。
でもさすがに3ヶ月も使うと、ただのポリ袋化してきました。
私がメインで使ってるものは有名な企業のものですが、
大谷石の加工がだんだん取れてしまうんですかね?
袋自体は破れていませんが、効果はかなり薄れてきます。
レビュー記事などを読んでいると「10回くらい使っている」
という人もいるので、効果重視ならそのくらいがMAXだと思います。
2ヶ月も経ってくると、確実に劣化を感じますね。
葉物野菜の「シャキっ」と感がかなり薄れますので。
回数としては10回程度(水洗いを10回する程度)、
期間としては毎日使って1ヶ月程度が
効果が持続するMAXかなと思います。
なぜ鮮度保持袋は野菜が長持ちするの?
「そもそも、なぜ野菜の鮮度を保つことができるか?」
についてもお伝えしておきます。
それには、いくつかの理由があります。
・エチレンガスを吸着する加工がされている
野菜から出るエチレンガスを吸着して透過させることができるからです。
野菜は収穫したときから、
老化促進ホルモンである「エチレンガス」を出し始めます。
これが野菜が劣化する原因なのですが、
このエチレンガスを吸着して透過させる粉末を
ポリエチレン袋に加工してあるからです。
鮮度保持袋で一番有名な商品には、
この「大谷石」という石の粉末が加工されています。
また、「エンバランス加工」という方法で
野菜の劣化や腐敗、酸化を抑えている鮮度保持袋もあります。
エンバランス加工は、ミネラルを含んだ良質な水と
プラスチックの原料を水熱化学の理論を用いて
反応させた特殊な加工技術です。
これも袋の素材はポリエチレンですね。
あるいは、「ゼオライト」で加工した鮮度保持袋もあります。
袋に吸着素材のゼオライトを練り込んであって
1ヶ月間鮮度をキープできるとのことです。
鮮度の持ちでは、これが一番長そうですね^^
ゼオライトといえば、水耕栽培で使ったり、
消臭や浄水などでも利用されている石です。
いずれにせよ、エチレンガスを袋に吸着させて
野菜の鮮度を保っているんですね。
・適度な通気性と保湿性がある
普通のポリ袋と違うのは、野菜の水分蒸発を抑えて
野菜の呼吸をコントロールできること。
「防曇処理」という水滴をつきにくくする処理がされているので
ポリ袋の内側に水滴が溜まってしまうのを防ぎます。
野菜をいれたポリ袋の内側が湿ってくる、
水滴がつくということはよくありますよね?
これは野菜から出た水分がうまく放出できずに
溜まってしまうから。
水分が貯まると、腐敗につながっていくのですね。
「コスパ良い鮮度保持袋」で「こまめに交換」がおすすめ!
調べた結果「10回くらい使ったら捨てる」が
鮮度とコスパの分岐点かなという気がします。
ですが、最近は1パック60枚とか、
何十枚入りの鮮度保持袋もありますよね?
しかもワンコイン以下、
なんなら100円均一で売ってたりします。
いろんなメディアで鮮度保持袋の野菜持ち比較を見ましたが、
結論は「どれも長持ちした」「あまり大きな差はない」でした。
金額はそれぞれ違いますが、
枚数が多いタイプでも、一番高くて400円前後でした。
ならば、ですよ。
枚数多くて安い商品を買って、
規定通りに2~3回で使い捨てるのが
ベストな鮮度で使えるのでは?と思います。
少々お高くても、永遠に使えるわけでなく、
劣化する時期がくるならば、
気兼ねなく使えて衛生的ですよね?
これからは100円均一のポリ袋も使ってみようと思います^^